楽しくカンタンに立体作品を!

シタデルカラーで着色体験日記

ZBrushCoreでモデリングしたものを出力して彩色。

立体への彩色はとっても苦手意識があったし実際苦手。もちろん今でも。

しかしどうやら「シタデルカラー」というものを使うと、彩色経験が相当浅くてもそこそこ楽しく塗れるらしい。

ベースの塗り始めから仕上げまでがメソッド化(方式化)されており、手順をしっかり踏まえいけば未経験でもそれなりに仕上がると聞いたのだ。

Twitterでいろんな方のシタデル体験を拝見しているとみなさん一様に塗りやすさに驚かれている。


というわけでシタデルを使ってみた。


ZBrushCoreでモデリングしたネズミさんを塗ってみた。

出力はhunterという3Dプリンター。

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良い!とても良い感じに塗れる。すいすい絵の具が伸びる感じ。自分にしてはムラができにくくて嬉しい。他の塗料だともっともっとひどいムラができてた。シタデルいいぞ!

筆先から塗料が造形物に食いついていく感じが素敵に心地よい。

感触的に気持ち良いのだ。このネズミもうれしくて笑顔じゃないか。でしょう?

とにかく食いついていく感じがスムーズなので小さいものでも塗りやすい。そもそも小さいものを塗るための塗料だし。

 

本来、シタデルカラーは塗る段階によって細かく種類がわけられている。「ベース塗り用」「影用」「ハイライト用」「ドライ用」などなど。

とりあえずベース用のみでガシガシ塗って練習しようと思った。

いやとにかく塗りやすくて楽しいんですって!福井は着色が苦手で、自分で塗るのが楽しいと思える日が来るとは思いませんでしたよ。

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気を良くして2作目


これもモデリングはZBrushCore。出力はhunterという3Dプリンター。

もちろん塗り慣れてる人からしてみれば「ひどいな」と思うかもしれないけど、自分としては2つ目あたりで「ここまで塗れるようになるなんて嬉しい!う!れ!し!い!」という気持ちでいっぱいです。

この作品からベース用以外のシタデルも使ってみてる。

でもそれぞれ使い方をしらないのでかなり適当。

後で教わったんだけど、一部の例外を除いては着色前に塗料の瓶をめちゃくちゃブンブン振らないといけないらしい。振らないと意図しない光沢が出てしまうとのこと。

まあ「とにかく行動して失敗して前に進む」タイプなのでどんどん練習してみたのがこのころ。

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とにかくいろいろ塗ってみる


これもZBrushCoreでモデリング。出力はfinderという安価な3Dプリンター。

実はこれ、某他メーカーの塗料でいっかい着色してみてとても残念な結果になったものだ。かわいそうにな。

それをシンナー的なもので色を削ぎとした。

まだまだみすぼらしい部分が多々あるけど、勉強だと思ってめげずに塗り終えた。

シャドウ用や、ハイライト用、ドライ用の使い方がわからずそろそろ習いに行こうと思ったのがこの頃。

実は事務所の近くにシタデルを作ってるメーカーでもあるウォーハンマーストアがあるので、そこにすぐ塗り方を聞きにいけるのだ。

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教えてもらいつつさらに練習


これはモデリングはZBrushのZModeler。出力はhunter。

あくまで自分なりにだけど、ムラなく塗る事自体はスムーズにできるようになってきたのでより楽しくなってくる。

満面な笑顔で鼻歌まじりに日曜の事務所でひとり彩色を続けていた。かわいそうにな。

そろそろ「汚し」をしてみたくなってきてウォーハンマーストアさんでコツをならってきた。いろいろあるんだけど、とりあえず「ドライ用」の塗料で乾いたブラシでガシガシ塗る方法を試してみる。

練習用にもうひとつ同じものを出力しておいて良かった。ドライ用の塗料の練習ができた。

筆に塗料をつけてキッチンペーパーであらかた塗料を落としてしまう。筆にわずかに残った塗料のみをさっさっさとモデルにはたきつけて見たらこんな風になった。

これもなかなか楽しい!楽しすぎて満面の笑顔で鼻歌まじりになる。。。。

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ということで本番。


ムラなく塗れたものを汚すのは相当抵抗があったけど、なんとか自分なりにはうまくいった!

初めてでも、とりあえずここまで出来てしまうのがシタデルなのだ。

若干汚しすぎたけど、練習・研究時においては「すぎる」方がいいだろう。そのうちさじ加減がわかってる。

この時の流れとしては

  1. ベースを塗る。
  2. シャドウ用の塗料で影を塗って溝を強調する。
  3. ドライ用の塗料でワシワシと筆をはたきつける。

といったところ。

「2」のSHADEというシャドウ用の塗料がすごい素敵。影にしたいあたりを筆ですっと撫でると、乾くにしたがってみるみるイメージ通りの陰影になっていく。これはすごい。下手なりに感動した。そして満面の笑顔に。

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ジオラマを塗ってみる。


とても気を良くしてジオラマに着手してみた。

これは以前ZBrushCoreでモデリングしたもの。出力はhunterだ。

ウォーハンマーストアに行ったら、シタデルのスプレー版が売っていたので興味本位で購入。ベース塗りに使って見た。なかなか質感が良い。

後で教わったんだけど実はシタデルにはちゃんと下地用のスプレーがあった。

「CORAX」。こっちの方が下地として塗料の食いつきがかなりよくなるとのこと。白と黒がある。最初に聞いておけば良かったと思い、笑顔は消える。

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気を取り直しして赤の下地のままベースを塗り進めた。

パーツを細かく分けたので塗りやすい。

やはりシタデルとはとても塗り心地が良い。乾燥も適度に早く、どんどん塗り進められる。乾きが速いのは大きな利点の一つだ。

ごらんいただくとわかるかもだけど、メインキャラは前述の「CORAX」を使って吹き直してある。

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ベースのベタ塗り完成。


楽しい!

一円玉と比較していただくとわかるように、結構小さいモデル。それでもシタデルならスイスイと塗れる。

自分なりにここまで綺麗にベースが塗れると「汚す」ことにかなり躊躇する。もうこれは完成でいいやとさえ思った。

でも何事も経験なのでがっつり汚すことに決めた。失敗しないとわからないことだらけだ。

まずは一気にシャドウ用の「SHADE」という塗料で全体を塗ってみる。

汚しすぎて見えて、完全に鼻歌も笑顔も消えた。かわいそうにな。

でもいいのだ。これでいいのだ。

ドライでワシワシ表情豊かに塗り重ねを行いたいと思ってるので、予定通りだ。

今回は1色の「SHADE」で陰影を塗ったが、本当はシャドウ用の「SHADE」にも何色も種類があり、その部分の色に応じたものを使うと濃くなりすぎず綺麗な陰影になるということらしい。

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完成へ


気をとりなおして、笑顔もとりもどしドライでワシワシと色を重ねていった。ドライ用は3、4色ほど用意してあり、どんどん色を重ねていった。

このあたりはアクリル絵の具で絵を描いていた時の感覚で、シタデルのセオリー無視で自分なりにワシワシ筆を叩きつけて着色してみた。

完成。

汚しすぎてはいるが、自分としてはとても好きな雰囲気。

シタデルは楽しい。

メソッド化されたセオリー通りに練習しつつ、自分流を加味していくとより楽しい。

シタデルカラーはかなり良いです。すいすい伸びるし、乾きが速いのでどんどん塗り進められる。用途によって種類が分かれていて、一回使い方とコツを教わってしまえば、不慣れでもそこそこの仕上げ(未熟なりにも)ができて「楽しい」と感じるまでがとても速い。